平成26年9月 

培養意欲旺盛な今井 寛さん宅のお棚拝見


9月26日、台風一過の秋晴れに、横浜一砂会会員の今井寛さんのお棚拝見です。今井さんとは、現在同職場ではたらいており、家も近いのでお互いに、月に何回か行き来する会員仲間です。会の広報担当の津田さんと最寄駅で待ち合わせ、ご自宅へ。

玄関入り口の両側が庭になっており、そう広くない空間をうまく利用し、L字形に棚を作っています。道路側は金網とよしずで通行人からは見えない工夫をしています。(過去に二度程、盗難にあったとのこと)鉢数は200鉢程です。整然と並べた盆栽を見た津田さんは撮影意欲が湧いたのか、早速準備開始です。(写真は11月の展示会出品予定の真柏と[めぎ]を持った本人です。)

入会して10年程になりますが、切っ掛けは前勤務先への通勤途上、ある家の前を通るたびに手入れをしている人(実は当会員の故山田氏)を見、話をする内に小品盆栽に魅せられ入会したとのこと。当初は数鉢から、ご多分にもれず、あれもこれもと増え現在の状況です。主に雑木が、特にかえで、もみじが好きだとのこと。経験不足や、眼がまだ肥えていない頃に購入した樹が多いので、今は幹・枝の詰め、整姿と改作に熱心です。私もこの2年程、相談を受けながら、本人の納得づくで我が樹の様にいじらせてもらっているところです。
日頃心掛けていることは多少日当たりに難があるので常に鉢を回しているとのこと、又灌水した後の匂いを嗅いだ時、ハサミを使って手入れをしている時が一番気持ちが落ち着くとのこと。培養意欲も旺盛になり、展示会で、自分の展示を多くの人が見てくれる様、飾りたいと熱く語ってくれました。

津田さんも写真を撮り終え、しばし三人で缶酎ハイを片手に盆栽談義に花を咲かせた次第です

                                 (島津 記)